国際自然保護連合(IUCN)は、日本の南西諸島の海域に生息する哺乳類ジュゴンの地域個体群について、ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」にあると評価した。10日に更新したレッドリストで公表した。「野生絶滅」の一つ手前の区分になる。
生息数が減少傾向にあり成熟した個体数は10頭以下で絶滅の一歩手前の状態、とされた。これまでIUCNのレッドリストでは、ジュゴンは世界全体の評価で、絶滅の危機が増している「絶滅危惧2類」だった。今回初めて、南西諸島の個体群を、世界全体とは別に評価した。
環境省のレッドリストでは、南…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル